ペットを飼う

ペットを飼うことは、10年以上続く責任を引き受ける判断です。生涯費用は犬で300万円以上かかります。趣味として軽く始めるものではないため、判断材料を正直にまとめます。

ペットを飼うの基本情報
初期費用の目安 迎え入れの費用に加え、ケージ・食器・トイレ等の準備で数万円〜。生体価格は入手先により大きく異なる
続けるお金 年間で猫12万円〜18万円、犬は約41万円という調査がある。生涯では猫150万円〜、犬300万円〜が目安
1回の時間 1時間以内
場所 室内
人数 一人でできる
運動量 ほどよく動く
始めやすさ しっかり準備してもよい

費用は2026-09-13時点で確認したものです。

ペットを飼うことは、他の趣味とは性質が違います

このページは他の趣味と同じ形式で書いていますが、ペットを飼うことは「始めてみて合わなければやめる」ができません。

相手は生き物で、15年前後の年月と、数百万円の費用を引き受ける判断になります。そのため、この記事は勧める内容にはなっていません。判断材料を正直に並べます。

ペットと暮らす魅力

生活に確かな存在ができる。 帰る理由になる、という言い方をする人が多くいます。

生活リズムが整う。 決まった時間の世話が必要なため、規則正しくなります。

言葉のいらない関係がある。 何かを説明する必要のない相手がいることの価値は、実際に暮らした人にしか分かりにくい部分です。

外に出る機会が増える。 犬の場合、散歩が日課になります。

向いている人・向いていない人

向いているのは、15年先まで生活の見通しが立つ人です。

在宅時間が長い人にも向いています。留守番の時間が短いほど、動物の負担は小さくなります。

逆に、転居や生活の変化が予想される人は慎重に考えてください。ペット不可の住居に移ることになると、行き場がなくなります。

長期の不在が多い人も難しくなります。預け先の確保と費用が毎回かかります。

正直に言うと、ここがハードル

費用が大きい。 年間で猫12万円〜18万円、犬は約41万円という調査があります。生涯では猫150万円〜、犬300万円〜が目安です(2026年9月13日時点。出典は記事末尾)。

医療費は読めません。 高齢期の病気や手術で、年間数十万円かかることもあります。ペット保険という選択肢はありますが、保険料も継続的な支出です。

やめられません。 これが他の趣味との決定的な違いです。合わなかったから手放す、という選択は動物の一生を左右します。

生活が制約されます。 旅行、残業、急な外出。すべてに「この子はどうするか」がついて回ります。

看取ることになります。 多くの場合、飼い主より先に亡くなります。この別れも含めて引き受ける判断です。

迎える前に決めておくこと

1. 15年後の生活を想像する(0円)

転居、転職、結婚、家族の状況、自分の健康。15年の間に何が起きうるかを考えてください。

2. 住居がペット可か確認する(0円)

賃貸の場合は必須です。 契約違反になると、退去か手放すかの選択を迫られます。

3. 世話ができなくなったときの引受先を決める(0円)

入院、事故、死亡。 自分が世話できなくなったとき誰が引き受けるかを、実際に相談して決めておいてください。

ここを曖昧にしたまま迎えると、動物が行き場を失います。

4. 年間費用を家計に組み込む(0円)

年40万円前後を、15年間。これを無理なく出せるかを確認してください。

5. 迎え方を選ぶ

保護団体や自治体の譲渡、ブリーダー、ペットショップ。いずれの場合も、飼育環境と健康状態を確認できるか、説明を受けられるかを重視してください。

譲渡には条件が設けられていることが多く、それ自体が飼い主としての適性を確認する仕組みでもあります。

かかるもの

費目費用の目安備考
迎え入れ入手先による譲渡の場合も医療費等の負担がある
準備(ケージ・食器・トイレ等)数万円〜種類による
食費年5万円〜7万円程度犬約6.4万円・猫約5.2万円という調査がある
医療費年数万円〜健康診断・予防接種。犬は狂犬病ワクチンが法律上必要
トリミング年6万円〜12万円毛が伸び続ける犬種の場合
年間合計猫12万円〜18万円/犬約41万円調査による
生涯合計猫150万円〜/犬300万円〜これが判断の中心になる数字

金額は2026年9月13日時点で確認したものです。高齢期の医療費は、これとは別に大きくなる可能性があります。

まとめ

ペットと暮らすことは、15年の年月と数百万円を引き受ける判断です。他の趣味のように「試してみる」ことができません。

迎える前に決めるべきは、道具でも種類でもなく——15年後の生活の見通しと、自分が世話できなくなったときの引受先です。この2つが決まらないなら、まだそのときではありません。

よくある質問

生涯でいくらかかりますか?

調査によって幅がありますが、猫で150万円〜250万円、犬で300万円〜500万円程度という数字が示されています。犬種によってはトリミング代だけで年6万円〜12万円かかることもあります。病気や高齢期の医療費は、これとは別に大きくなる可能性があります。

何年くらい一緒に暮らすことになりますか?

犬も猫も15年前後生きることが珍しくありません。今後15年間の自分の生活(転居、転職、結婚、家族の状況、自分の健康)を見通したうえで判断する必要があります。

旅行に行けなくなりますか?

制約は生じます。数日家を空ける場合、ペットホテルや預け先の確保が必要になり、その費用と手配の手間がかかります。長期の不在が多い生活では、飼うこと自体を慎重に考えたほうがよいでしょう。

どこから迎えるのがよいですか?

保護団体や自治体の譲渡、ブリーダー、ペットショップなど複数の選択肢があります。いずれの場合も、飼育環境や健康状態を確認できるか、飼育に関する説明を受けられるかを重視してください。譲渡には条件が設けられていることが多く、それ自体が飼い主としての適性を確認する仕組みでもあります。

ひとり暮らしでも飼えますか?

飼っている人はいますが、条件は厳しくなります。日中の不在時間、急な入院や出張への備え、住居がペット可かどうか。特に「自分が世話できなくなったとき誰が引き受けるか」を決めておかないと、動物が行き場を失います。

出典

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最終更新: 2026年9月13日